サウンドハウス
2017. 07. 29  
バッファードバイパスかトゥルーバイパスか、これはエフェクター好きのギタリストを主に機材を愛する人にとっては
きのこの山vsたけのこの里の戦い(きのこたけのこ戦争)ばりに語られるものだと思います。

1
(ところで私はきのこの山が好きです)


それで、あえて自分もこの血で血を洗う紛争に一石を投じてみたいと思いました。
(なお、この記事における写真はすべてネットでの拾いものなので過度なツッコミはご勘弁ください)


まずはじめにタイトルのとおり、
「エフェクターにおけるバッファ回路の是非について」
私が結論を言うと(エフェクターを使用する場合)

バッファは必要である
(※バッファに優劣なし)

となります。
2
(本文とは関係ないけど、INとOUTが強調されると時計仕掛けのオレンジ的にヤバイ表現になる)


トゥルーバイパス(True Bypass)という言葉、なんかトゥルー(True)って響きがかっこいいからエフェクターも使いたくなります。
(自分も20代はトゥルーバイパスという言葉でなんとなくエフェクター使ってました。)
また、バッファードバイパス(Buffered Bypass)は音が悪いというイメージも付きまといます。
(二元論で話をすすめるのが一番大衆に受けるし。勧善懲悪とか白黒つけるとか。)

ただ、トゥルーバイパス・バッファーバイパスと比較して言うから紛らわしいので、海外のとおりハードワイア(配線)バイパス・バッファード(緩衝するもの)バイパスと言い換えればなんかしっくりきます。

つまり
ハードワイア(配線)バイパス→メカニカルなバイパス→機械的なバイパス
バッファード(緩衝)バイパス→電子回路的に緩衝部を設けるバイパス→電子的なバイパス

3.jpg
(VOX V847-HWのHWはHand Wired(高品質パーツで手作り配線=安価なプリント基板でなし)というのとHard Wire bypass(=トゥルーバイパス)のダブルミーニングなのだよ(予想))


これは一度エフェクターを自作した人ならわかると思いますし、そうでなくても電子スイッチを使用していない旧式の安価なエフェクターを使用してれば感じるかもしれませんが
ハードワイアバイパスのエフェクターはカチッという音がします。(スイッチングノイズ)
一方、電子式はスイッチングノイズが演奏をするうえで気にならない程度に小さいものです。

この記事の趣旨ではないので詳細は省きますが、スイッチングノイズは近代のPAとしては不要の産物だったと思います。
(ギターアンプ等のスピーカーから直接観衆の耳に行くならともかく、同スピーカーの出音をマイクで拾ってPAで増幅しPAスピーカーで出力すれば、スイッチングノイズも増幅し出力されるのは会場が大規模になるほど敬遠されるのは想像に難くない)
ゆえに、BOSSとかIbanezのエフェクターが重宝されるのは80~90年代の流れとしては当然だったかもしれません。
また、どうしても切り替えが必要になるワウペダルが総じてバッファードバイパスだったのもそういう理由かもしれません。
(ワウにトゥルーバイパス(ハードワイアバイパス)が最近まで出てこなかったワケ。ちなみに私ははじめてワウのトゥルーバイパス化をした際にすごいスイッチングノイズが出たのでびっくりした)

ただ、メリットあればデメリットあり。例えばボスコンの悪いところやワウがバイパス音でブーイングが出る理由のひとつが(低品質な)バッファであることも事実です。
(決してボスコンはじめ電子スイッチ式エフェクターやワウ自体が悪いということではなく、合理化と大量生産低コスト化のための製法のデメリットが露呈しイメージづいたと思われます。)

バッファに注目を集めたのが、ひとつはKlon Centaur(クロン ケンタウルス)を発端とした高品質バッファ搭載のエフェクターの登場、もうひとつは今でこそボスコンは低品質といわれているけどそれで時代を彩ったギタリストによる音色の定着化だと思います。
4.jpg
(私は実はケンタを一度弾かせていただいたことがある。その時のセットアップに含まれていたものは、ヴィンテージのフェンダームスタング、マッチレスのDC-30という恐ろしいものだったが、他人のギターはとかく弾きにくいものなので結局なに弾いてたかは忘れてしまった)

5.jpg
(BOSSのDS-1といえばJoe Satriani、Steve Vai、SD-1といえばZakk Wylde,Richie Sambora、名前聴いただけで音がなんかわかればよく伝わると思う)


初めてテーマに引きを入れながら、次回に続く
エフェクターを通した時の比較記事(シングルコイルの部)
エフェクターを通した時の比較記事(ハムバッカーの部)
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